ここでは、調査を行った35社の遠隔臨場ツール・システムの製品の特徴を簡単に説明しています(2022年7月1日調査時点)。遠隔臨場ツールといっても、製品ごとに特徴が異なりますので、参考にしてください。
PLUS-Tは、土木現場や建設現場で働く作業員の目線に立って、使いやすさを徹底して開発された遠隔臨場ツールです。作業現場で邪魔にならない軽さとケーブルレスのウェアラブルカメラが特徴です。作業人の動きに合わせて画像が自動補正されるなどの機能が搭載されています。
リモートアシストは、特別な訓練をすることなく、ボタンひと押しで簡単に接続できるシンプル設計。音声ガイダンス付きなので、作業を邪魔することなく、接続が開始すると、すぐに会話もできる使いやすいウェアラブルカメラです。
現場クラウド for サイボウズ Officeは、クラウド型製品で専用の端末がいらない遠隔臨場ツールです。申し込みをすれば、スマートフォンやタブレット端末から、アプリをダウンロードするだけで、すぐに使用できるのが特徴のツールです。
Safie Pocket2(セーフィーポケット2)は背面ディスプレイで、撮影中はプレビュー表示で確認しながら撮影が可能。また、設置充電式バッテリーが内蔵されているので、内蔵バッテリーだけで最大8時間の稼働で、電池切れの心配がありません。
RealWear HMT-1は、高温多湿や大きな騒音のある環境下でも使用可能な産業現場向けハンズフリーウェアラブルコンピュータ。Android™ タブレットクラスの性能。ヘルメットや安全帽に取り付けることができ、保護眼鏡や視力矯正メガネと併用することも可能です。
Generation Eye/G-eyeは、スマートグラスを通して、遠隔地とリアルタイムで送信ができ、現地に行かなくても映像の共有が可能です。また、実際の景色に映像を重ねることができ、資料表示や赤ペン指示などを、スマートグラス越しに確認することができます。
dynaEdgeは、現場作業で必要な手順書やマニュアルなどの情報を屋内外で鮮明に表示できるディスプレイと高画質カメラ・スピーカー・マイクが一体化したメガネ型のウェアラブルデバイスでWindows 10対応になっています。
K-Linkのスマートグラスは1,600万画素の高性能カメラが搭載。作業者が見ている風景を遠隔地にいる作業指示者と共有することができます。また、K-Cloud上で操作することにより、音声で指示を出したり、画面に直接指示を書き込んだりすることで、円滑なコミュニケーションが図れます。
Zao Cloud Viewは、スマートフォンのアプリケーションをダウンロードするプランと、複数の回線を1つに束ねる機能を備えた専用端末「Zao-S」を利用するプランの2つがあり、Zao-Sでは、ビデオカメラはもちろん、 ドローンやウェアラブルカメラなどの映像を共有することも可能。
遠隔臨場システム(コミュニケーションシステム)は、現場でウェアラブルカメラと手袋をつけていても簡単に操作できるスマートフォンがあれば、臨場検査ができるという手軽さが特徴。ミリ目盛でも読める高画質とブレない画像でストレスフリー。
VCUBEコラボレーションは、狭帯域の海外にも高画質のデータをリアルタイムで共有し、高音質の音声伝達を行うことが可能。画面への書き込みや、さまざまなコンテンツを画面タッチして表示するなど、簡単操作でできます。
Gレポートは、遠隔臨場に特化したハンディ型モバイルコミュニケーションツールです。国土交通省の試行要領(案)の仕様を満たしており、GリポートアプリをインストールしたAndroidスマートフォンは、「カメラ起動」を1タップするだけでPCと接続できるので、操作が簡単です。
IDEyeは、OSの操作もIDEyeの操作も音声コントロールができるため、完全ハンズフリーでの作業ができます。また、QRコードをスマートグラスに読み取らせるだけで、ログイン認証と通信の接続が可能なので、操作が簡単です。
遠隔臨場 SiteLiveでは、スマートフォンやiPadを利用して、簡単な操作で配信・録画が可能で、現場に立ち会わなくても、パソコン上で確認することができます。遠隔臨場を実施しながら、配信される映像と3D設計データを共有することも可能。
GENBA Remoteは、長年ロボット開発で培ったノウハウを活かして、通信の安定性やクリアな映像など、ハードウェアにこだわった遠隔臨場システムです。国交省の指針に準拠しており、必要な機器やソフトウェア・回線をワンストップで全て貸し出ししてくれます。
Atenetは、事務所にいながら現場の立会を実現する国土交通省が推進する『遠隔臨場』に対応した立会システムです。1つの画面で動画中継機能、動画キャプチャー機能、帳票作成などの機能を搭載したオールインワン立会システム。
アイちゃんは、国土交通省の遠隔臨場の試行方針をクリアしている遠隔臨場システム。1番の特徴は使いやすさ。スマホにカメラを装着して、QRコードにかざすだけで映像配信が始まり、通話も可能。面倒な入力やボタン操作は一切不要です。また、強力な手ぶれ補正機能で、安定した映像が残せます。
EW-1は、SDカードではなくクラウド対応。約110gの軽量ウェアラブルカメラで、胸部に装着するだけでハンズフリーでの作業が可能。WiFi接続対応で、遠隔からの支援ができます。水平126度の広角レンズを採用しているので、1台で広範囲の撮影も可能です。
U-BOX ATは、作業現場で邪魔にならない小型かつ軽量のウェアラブル端末です。ハンズフリーで使えるヘルメット装着型カメラと、胸ポケットに収まる小型通信端末の操作は簡単で、電源ボタンを押すだけで、自動的に接続・画像の配信が開始されるので、作業中の操作はいりません。
Atlas Remoteは、スマートグラスカメラ装着者(現場)の目の前の映像を、遠隔地にいる確認者(管理者)のPCとリアルタイムな情報を共有することができます。そのため、スマートグラス側へマウスポインタを投影し、リアルタイムな指示を送ることが可能です。
スマートグラスやスマホなどを通じた遠隔臨場システム、LiveOn Wearable。独自開発の音声通信システムや最大画質1920×1080(フルハイビジョン)など、通信クオリティの高さを特徴とする遠隔臨場ツールです。1ライセンスの月額利用料が3,300円(税込)とリーズナブルな点も特徴。
スマートフォンやPCなどのデバイスを通じ、現場の状況をリアルタイムで管理者へ伝えるどこでも臨場。キャプチャした現場の画像を始め、検査資料、指示書、報告書、検査資料、図面など、すべてクラウドのデータベースで一元管理することが可能です。
自社開発と他社開発の製品・サービスを組み合わせるなどし、各企業に最適な遠隔臨場システムを提案しているV-CUBE。「Zoom」や「Agora」など、おなじみのツールを通じた遠隔臨場も可能です。導入実績7,000件以上を誇る代表的な遠隔コミュニケーションソリューション。
遠隔支援ツール「VSight Remote」を活用することで、動画や画像を共有しながらリアルタイムで現場の作業をサポートできます。既存のスマホやタブレットを活用できるので、導入が簡単な上に操作がわかりやすい点が魅力です。自動翻訳機能付きのチャットシステムもあるので、海外の専門家ともやり取りができます。
eYACHOは手帳としての機能のほかに、表計算機能などさまざまな機能が搭載されています。出先で見積もりをつくるなど、業務効率化に活用できるほか、保存されているデータをeYACHO同士で共有することで、遠隔会議での情報共有も効率的に行なえます。ペーパーレス化にもつながるなど、幅広いメリットを得られる遠隔支援ツールです。
bp-Livecamは、手軽に導入できる遠隔支援ツールです。業務指示や状況確認に活用できるほか、会議資料の共有にも役立ちます。サブスクリプション形式で利用できるので、少ない初期費用で導入できる点が特徴。また同社の既存サービスを導入している場合は、契約の追加だけですぐに利用可能です。
工事現場・遠隔臨場パックには、いくつかパッケージが用意されているので、必要な機能の導入について検討可能です。また、株式会社リコーによるサービスということもあり、リコー製品と組み合わせたソリューションにも対応しています。業務効率化に繋がるその他ソリューションもまとめて検討可能です。
EQSURV Navigatorは東芝システムテクノロジー株式会社が開発した遠隔臨場ツールです。ハンズフリーのスマートグラスやMRグラスを活用し、現場との効率の良いやりとりをサポートします。使用するにあたり、サーバを立てる必要がなく、ダイレクトに繋がるのも特徴で、クラウドを契約することなく利用できます。
SynQ Remoteは、普段使用しているパソコンやスマホなどを活用して導入できるサービスです。利用する人数によって料金が変動するプランが用意されているため、人数の少ない企業でも無駄なく導入できます。必要な機能がひとまとめになっており、効率の良い現場作業や遠隔臨場が可能です。
CIMPHONY Plusは福井コンピュータが開発した遠隔臨場ツールで、3次元地図上で現場の様子や写真を共有できるツールです。TREND-CORE VRやFIELD-TERRACE、TREND-POINTと連携もできます。
GENBAコネクトは遠隔臨場だけでなく、遠隔での打ち合わせや会議にも利用できるツールです。現場の情報を共有し、さらにファイルやアプリも共有できるためやり取りできる情報量が多い特徴があります。クラウド常時録画型のSPも用意されています。
らくらく現場は遠隔臨場に加えて現場スタッフの管理も行えるツールです。情報共有による報告書の作成、現場での工数・勤怠・残業の管理などが主な機能となり、データの集計は現場単位でスマートフォンから手軽に確認できます。
SRiChatPROは現場と事務所の双方向で映像と音声のやり取りが可能な遠隔臨場ツールです。現場の映像・音声は最大で50拠点まで配信できるため、複数の場所で確認したいときや、映像を確認しながら遠隔会議を行いたいときに役立ちます。
ASPer LIVEはアプリケーションをインストールしたり、専用ソフトを利用したりすることなく、ブラウザだけで使い始められることがメリットです。ユーザー登録していない人でも、ユーザーからの招待を受ければすぐに使い始められるためシンプルに使えるでしょう。
ギガらくカメラはクラウド型の遠隔臨場ツールなので、スマホなどからいつでもクラウド上の映像データを確認できることが強みです。作業服につけられるクリップ式ですが、アタッチメントや三脚も設置できるため、現場の状況に適した設置方法が選べます。
NEXXONEはカメラを首にかけるだけで装着が完了するため、ハンズフリーで利用できるところが特徴です。通信にはLTEと5Gを利用しているため、遠距離との通信でもタイムラグが生じることも少なく、きれいな画質で動画を共有できるでしょう。
Optimal Second Sightはスマートグラスや各種スマートフォン・タブレットなどで簡単に遠隔臨場が行えるツールです。接続方法は2種類あり、好みにあわせて選べてスムーズに接続されます。
遠検はiPad上で動く遠隔臨場ツールで、発注者は事務所にいながら調書を見て立会検査をチェックできるようになり、現場への移動時間を削減できます。遠検のデータや調書の数値、確認サインはクラウド上に保存されるため、いつでもどこでも繰り返し確認可能です。
遠場監督は画質の良い映像を現場以外の場所でも共有できる遠隔臨場ツールです。株式会社ザクティの主力商品であるウェアラブルカメラを活用しており、幅広い環境下で利用できます。
Atlas Driveはスマートグラスを利用して映像共有ができる遠隔臨場システムです。自分の目で見たような感覚で映像が確認でき、リアルタイムで情報のやり取りが行えます。さまざまな機能を備えており、建設業界のDX化に役立ちます。
BizCameraは、株式会社電残システムが提供する遠隔臨場システムです。ブレ補正機能の備わったウェアラブルカメラを使用しているのが特徴で、どんな体勢でも乱れの少ない鮮明な映像が撮影できます。さまざまな現場で活用しやすく、動画はセキュリティの高いシステムを通して共有・保存が可能です。
LiveTaskyellは、土木作業の現場はもちろんリアルタイムのレクチャーや顧客とのやり取りにも活用できるビデオ通話ツールです。URLのワンクリックのみで通話が行える機能、静止画やウィジェットの埋め込みなど便利な機能を搭載。現場との意思疎通をスムーズにします。
information bridgeは、株式会社アイサスが提供する遠隔臨場ツールです。利用者の制限や登録データの容量を気にせず、各種データの自動整理やエラーチェックが可能。簡単操作で処理操作ができるため、遠隔臨場ツールに慣れていない方でもスムーズに扱えます。
XRoss野帳は、MR技術によって3Dの空間をつくりだし、リアルタイムでの作図配置や朱書きを行うことができる遠隔臨場ツールです。図面連携・帳簿連携機能に加え、正確な調査票の出力も自動で実施。遠隔コミュニケーションの効率化に役立つツールです。
4名まで同時通話ができるほか、カメラ切替機能を使って現場の映像をリアルタイムで共有できます。写真を撮影したらそこに手書きで書き込みができるため、具体的に指示をする場所がわかりやすいのも特徴です。データはすべて自動的にクラウドに保存されます。使いやすさにも優れているシステムです。
Vuforia Chalkは、スマホやiPadなどに装備されているビデオカメラの映像情報の共有ができるツールです。作業現場で何か問題が起こった際などは、離れた場所にいる熟練技術者が具体的に指示を出せます。AR技術を取り入れていることから、共有した映像などに書き込みをすることもできます。
小型で軽量なタイプのクラウド型カメラです。カラーコーンの上に設置して現場を見守ったり、作業者の胸ポケットに装着して手元の映像を映しながら指示を受けたりすることもできます。現場の映像や写真はダウンロード可能な形でクラウドサーバーに保存されるので、あとから振り返ったり、報告書を作成したりする際にも活用できます。
イクトは、とにかくシンプルな機能性と操作性が特徴的です。さまざまな機能を多数搭載するのではなく、建設現場で必要な業務機能に厳選する形で機能を搭載しました。モバイルアプリのオフラインモードを利用すればオフライン利用も可能です。情報共有・検査業務・遠隔臨場に活用できます。
搭載しているカメラで360°画像を撮影できることから撮り漏れを防げます。1回の撮影で漏れなく現場記録ができるのが特徴です。料金プランは利用するメンバーの数に合わせて適切なものを選択できます。30日間無料で使えるフリートライアルも用意されているので、本当に自社に合った製品か確認しやすいです。
高画質でありながら-20℃などの過酷な環境下にも対応しているサービスです。遠隔地のカメラ映像や画像を離れた場所から確認できます。設定などを含め、使用するのに必要なカメラ本体と通信回線、クラウドサービスについてはワンストップで提供してくれるので、難しい設定が苦手な方でも取り入れやすいです。
MOVERIOは、作業者目線のオートフォーカスカメラを利用した遠隔支援に活用できるスマートグラスです。ヘルメット対応・防塵防水・耐衝撃性により、ハードな現場にも対応しています。遠隔からの指示内容や図面などを、120インチサイズで確認可能です。
Vuzix M400は遠隔操作支援により、業務改善・コスト削減・技術継承を実現できるスマートグラスです。Web会議システムのZoomやMicrosoft Teamsにも対応しています。Vuzix M400を導入することで、リモート技術によるSDGsへの貢献も可能です。
T-4POは現場で使える多機能ハンズフリーシステムです。同時自動通訳機能や遠隔地連携機能、特許出願中のドライブレコーダー機能などを搭載しています。同時自動通訳機能は建設現場特有の業界用語にも対応しており、外国人技術者と円滑なコミュニケーションをとることが可能です。
スマートフォンなどを活用できる遠隔支援ツールです。アプリのダウンロードは必要ありません。会話をしたい相手にSMSで専用のURLを送信するだけで映像を共有しながら会話やチャットなどができます。ID数と同時接続数を別々に管理できるため、料金に無駄が生じにくい点が魅力です。
dynabook株式会社が提供している遠隔作業支援ソリューションです。専用デバイスとMicrosoft Teamsを活用して、現場を含めたさまざまな場所で働くスタッフと高品位なコミュニケーションを図れます。例えば、作業現場の映像を共有する、オペレーターから図面を提示するなどが可能です。